売れる!? LINEクリエイターズスタンプ!

勝手な思い込みで、売れるLINEクリエイターズスタンプについて考えます。

クリエイターズスタンプはビジネスになる!?

どうも。モジ夫です。

昨日あたりから、twitter上でこんなニュースが流れまくってます。


LINEスタンプ作った理容師 発売3か月で約1000万円稼ぐ│NEWSポストセブン

 

いやあ。

また一攫千金を目指してトレジャー達が殺到しますね。

定期的にこういうニュースが出るけど、LINE側から持ちかけてるのかな。

現時点でも十分にさばききれてないと思うんだけど...

IT企業らしく、市場は使い捨てでいいから、

取り込めるうちに取り込もう的な思惑なんかな。

(審査が進まない妬み)

 

さて、景気の良い話が多いクリエイターズスタンプですが、

実際、どれくらい儲かるんでしょうか?

そして、ビジネスにできたりするんでしょうか?

 

「LINEクリエイターズスタンプの現状を把握しよう!」 で、

ちらっとこんなことを書きました。

『企業だったり、芸能人だったり、ネット界でそこそこ名前が売れている人とかが、

「どうやら儲かるらしい」と勘違いしてどんどん参入してきています。』

いやあ。不穏ですね。  

でもやっぱり、ビジネスとしてはありえない部類に入ると思います。  

クリエイターズスタンプ。

 

 

 

ちょっと古い記事ですが、

LINEの公式に  サービス開始1月目の売り上げ内容が載っています。

『売上10位までの平均が470万円、30位までが260万円、

100位までが120万円、200位までが70万円となっており、

多くのユーザーに購入されています。』

 引用:LINE Corporation | ニュース

 

で、8月までの3ヶ月だと、

『売上10位までの平均が2,230万円、30位までが1,260万円、

100位までが650万円、200位までが410万円。』

引用:【販売開始3ヶ月のデータ公開】 販売スタンプは1万個を突破!売上トップ10位までのクリエイター平均販売額は2200万円! : LINE Creators Magazine

単純計算で1月の売り上げだと

『売上10位までの平均が743万円、30位までが420万円、

100位までが216万円、200位までが136万円。』

となります。

 

いやあすごいですね。

「スタンプが儲かる!」ってイメージの根っこはここなんでしょうね。

十分ビジネスとしてやっていけそうです。

 

が、

現時点でスタンプ数は8月の発表時に比べると1.5倍に増えています。

単純に考えて、スタンプの母数が増えた分、

上位に食い込むのが難しくなりますよね。

しかもどんどん母数は増えていきます。

どんどん上位に食い込むのが難しくなっていきます。

 

ちなみにモジ夫は、

ギリギリ200位以内までいきました。

んでね、

ランキングの内容が一日分の売り上げなのか、

トータルの売り上げなのか分かりませんが、

モジ夫が200位前後でがんばってた時は一日7,500円くらい儲かってました。

 

あれ?

7,500×30=225,000

22万5000?

200位までの平均は136万?

ずいぶん平均より低いな〜。まあ、ギリ200位だしな〜。

 

 

 

これ、3つの可能性が見えませんか?

1.絶対数が増えて売り上げが拡散した?

2.格差が拡大し、101位〜200位までの差が大きくなった?

3.もともとギリ200位なんてそんなもん?

データが自分だけなので完全独りよがりですが、そんなこと思いました。

まあ、真実なんてどれでもいいんです。

大事なのは、

上位の上位にならないと儲けなんて微々たるもの!

 

これです。

数字だけ見ると、25,000個中200位って結構上位だと思うんです。

それでもうまくいって月22万ちょっとです。

そして、自分はうまくいかず、月15万ちょっとに留まりました。

そうなんです。うまくいかないんです。なぜなら...

マジで順位はすぐ下がる!

 

極端な例ですが、記憶に新しい「益若つばさ」さんの自作スタンプ。

リアルタイムでビビってましたが、

本当に短期間、2〜3日位で10位以内とかに入っていました。

やっぱ芸能人すげーなーと思いました。

が、発売からもうすぐ1ヶ月、今現在のランキングは

なんと901位!

モジ夫も200位以内に入れたのは一瞬。

じわじわ順位を下げ続け、

それから数週間で400位台突入です。

 

最初の一ヶ月が一番売れて、

二月めには半分に、

三月めはさらに半分に。

なんて恐ろしい噂をどっかで小耳に挟みました。

そんな馬鹿なと高をくくってましたが、

モジ夫も奇麗に一ヶ月で順位は落ちていっています。

そう、本当に儲かるかどうかの戦いはここからなのです。

高順位をキープし続けないと儲からないのです!

 

そしてさらに、ビジネスとしては致命的な問題があります。

審査期間が長く、いつ審査に通るか分からない!

 

進展状況が見えないまま、だまって数ヶ月待つのが普通です。

最近の芸能関係スタンプの流れを見ていると、

番組だったり著名人だったりがスピード審査で販売開始と

特殊なケースも目につきますが、

基本的にはスケジュールを立てることができません。 

いや、ビジネスとしては決定的にムリでしょ。

 

 

 

まとめます。

クリエイターズスタンプをビジネスにしようとするならば、

1.アホみたいな倍率を勝ち抜き、

2.高順位を数ヶ月キープすることに賭け、

3.スケジュールが立てられないけど金かけて作ろう!

っていう勇者にしかできません。

 

そして、 

「儲かる」といっても、大半の場合は個人のお小遣いレベルであり、

「大儲け」の宝くじにエントリーするレベルでしかありません。

 

そんなところにビジネスとして企業が入ってきても、

宣伝費の回収すら賭けになると思います。

だから「勘違い」と書きました。

 

あくまでプロモーションの一環として、

スタンプ販売を宣伝ツールと見るなら成立するかもしれませんが、

それでもスケジュール立てられないってのはねえ?

スケジュール立てるにはラインとお仕事しなきゃいけないんでしょ?きっと。

なら公式でやれよ!と。

 

個人が楽しんで夢を見る場でいてくれればよいなーと、

個人的には思います。

クリエイターズスタンプ。

 

今回はこのへんで。